inasikinohanasi日和

茨城県稲敷市地域おこし協力隊が稲敷について語ります。

初心者必見!! イベント開催の極意(だいぶ大きく出た)その6

f:id:mohou-miyabe:20180821091516p:plain

 

流しそうめん台の作り方をそもそもしらない僕は、当日、「なるようになるっしょ、余裕余裕」と楽観的に竹切現場へと向かいました。イベント開催日の3日前、7月5日のことです(この時点で7月7日は雨天予報のため中止となっていた)。

 

加工場を借りることになった会長さんとともに、竹伐採場所へと向かいます。トラックに揺られに10分ほど、うっそうと竹が生い茂る(?)竹林に到着。なたとハンマーとのこぎりだけをもっていざ竹林の中へ。

 

 

 

中へ……。

 

 

f:id:mohou-miyabe:20180821090020j:plain

 

入りたくねえ……。

 

外は晴れているのに竹でおおわれているためか薄暗いし、竹も竹で人が入ることを想定して生えているわけではないので、体をひねるように竹と竹の隙間を縫って歩かなければならず、非常にわたりづらい、当初の予定では、というか思惑では、入って目の前の竹をちょちょっと切って、はいさいなら、となるはずだったのに。

外から見ると一様に生えているだけの竹に見えますが、それぞれ色も違えば太さも硬さも違う。流しそうめん台に必要な事項をクリアする竹がなかなか現れず、竹林の中をうろうろ。夏場の真っただ中なので、ちょっと歩くだけでも汗が出て、周りは竹に囲まれているため、風も通らず……。

 

やっとお眼鏡にかなう竹が見つかった……と思いきや、

そこにあるのは急斜面。すこしでも足を滑らせたらと思うと(実際は竹に囲まれているので、下まで落ちるということは絶対にない)、体がこわばり、竹のそばまで行くことすらままなりません。

会長の叱咤激励があり、なんとか目的の竹まで到達。その場にうずくまり、のこぎりでぎこぎこと竹を切り始めます。斜面での作業ですから、体勢もつらく。そもそものこぎりの扱いですらド素人なのに、なんて心のぼやきもはさみながら、汗だくになってとった竹がこちら。

 

f:id:mohou-miyabe:20180821090845j:plain

(実際の本数取った本数はもう少し多いです)

 

3メートルの竹が3本、1.5メートルが9本、1メートルが9本と。たかだか竹を切っただけなのにもう死にそうな勢い。ここから加工までやらないといけないのかと、若干白目になりながら、昼休憩をはさみ、いざ、会長の待つ加工場へ。

 

加工場にはのこぎりやらハンマーやらスクリューやら備品がおいてあり、今回の流しそうめん台を作成するのに必要だったものは、

 

1、ハンマー(節をとるため)

2、のこぎり(長さ調節のため)

3、なた(枝をとるため)

4、グラインダー(切った竹の表面を触ってけがをしないよう)

 

これくらいでしょうか。あと仮に台を針金で巻くならペンチも必要でしょうし、地面に打ち付けてぐらつかないようにするなら、杭も必要になってくるでしょう。

 

材料と工具がそろい、まず初めに行ったのは、流しそうめんレーンの作成。三メートル級の竹をなたとハンマーを用い、二つに割ります。(写真撮らなかったのが悔やまれる)

続いて、割ったレーンの節をとります。節はハンマーである程度取ることができますが、すべてを除去することはかなわないので、グラインダーを用いるなりしてつるっつるにすることも可能です(ある程度節が残っていても、そうめんは容易に流れます)。

 

続いて、脚の作成。今回僕たちが試した方法は、

 

1、まず三本の竹を用意する

2、三本の竹をうまい具合に交差するよう配置する

3、針金で竹をぐるぐる巻く

4、レーンを載せて調整

 

といった工程で行いました。この時会長から言われたのが、「子供が間違って倒しても簡単には倒れないくらいの強度にしよう」と。はじめは地面に杭でも打ったほうが強度が増していいのではないかと言われていましたが、公園に杭を打つのもためらわれたので、針金だけで巻くことにしました。しかしこれが意外や意外、三本の竹が互いを支えあって(若干のぐらつきはあるものの)押しただけでは倒れることはありませんでした。

それを三レーン分作って、丸一日分、流しそうめん台作成に明け暮れていました。

 

※ちなみに、流しそうめん作成の合間に、使わなかった竹を衛星土木に持っていく作業があり、これも骨が折れる作業でした。

 

準備物がそろい、流しそうめん台作成も何とか終了、あとやるべきことは当日の快晴を願うくらい。

 

そうして、いよいよ、イベント当日を迎えたのです。