コンテンツツーリズムとライトノベルと釣りと東京タワー
コンテンツツーリズムとは、
コンテンツ:小説、音楽、ゲーム、映画、YouTubeなど、WebサイトやDVD、CD-ROMタイトルに含まれる情報の内容のこと。娯楽や教養のために創作された内容を指す。
ツーリズム:観光事業。旅行業。また、観光旅行。
また、
「ファンがコンテンツ作品に興味を抱いて、その舞台をめぐる」だけでなく、「単に観光文脈だけでなく、地域の再生や活性化と結びついている点が重要」(酒井亨著『アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える』より)。
他にも「欧米では経営学を中心に観光学が捉えられているが、日本では文化人類学や地理学の影響が色濃い」、「コンテンツツーリズムが寄与する部分は、当該地域そのものの新たな魅力創出とその情報発信」など、調べれば調べるほど奥が深いコンテンツツーリズム。
なぜしょっぱなからこんな真面目雰囲気を漂わせた文章を書いているのかと聞かれれば、答えてあげるが世の情け。
ずばり、
『稲敷を舞台にした小説が書きたい!』からだ。
そもそも地域おこし協力隊に応募したきっかけも、地域密着型の濃い物語が書きたかったから。
しかしどうやら、小説よりもコンテンツツーリズムに適しているコンテンツが存在するようで……。アニメや漫画は、人を呼ぶこむには最適のジャンルらしい。特に対象者である若い世代を呼び込むには、アニメ以外にないのかもしれない。『らきすた』、『ラブライブ』、『ガルパン』しかり、日本においてアニメ文化は根強い。地域を巻き込んで観光客を呼び込む働きさえあるそうだ。例えばバスを痛車にしてみたり、巡礼マップを市が作成したり、巡礼ツアーを開催したりと、市も県も、「この手柄をみすみす逃すわけにはいかん!」と、躍起になって活動しているという(ちなみにいうと、あまりにも行き過ぎた活動は、裏に金の匂いを感じるらしく、好まれる傾向にはないらしい。やるなら質素に。また「ここがあのアニメのあの場所かあ」と自分で歩き回って見つけることに意味があるので、バスに乗せて順々に紹介、みたいな優しさはいらないという)。
なので書くなら小説ではなくポップなライトノベルで、しかも「当該地域そのものの新たな魅力創出とその情報発信」を満たした、地域おこしを見越した物語。
下記は軽い設定
・美少女が主人公。
・釣り(追体験ができるため)
・ライトノベルなのでどちらかというとファンタジーとかSFによっていきたい。
話をもう少し詰めていきたいので、挙げられるだけ設定のさわりを記していきます。
設定①すべての魚を釣って根絶やしにする主人公が、釣りを通して成長していく
↑
根絶やしって、おま……。
魚好きから批判食らって、お前が根絶やされっぞ。
設定②ブラックバスに親を殺された美少女主人公が、ブラックバスのボス(ブラックボス)に復讐を果たす。
↑
上手いこと言ったみたいな顔してんな。
設定③淡水魚好きな主人公が流れ着いたのが霞ヶ浦。記憶をなくしてしまい、自分の名前も素性も分からない主人公だが、淡水魚については異様な知識を披露する。田舎暮らしを通して成長していく。
↑
どこかでみたことのある既視感満載。
設定④主人公が魚。美少女のブラックバス。泳いでいく。
↑
どうやって話展開させるのか見当がつかない。
設定⑤ブラックバス大会に出場する主人公。おっきなブラックバスを釣って勝負だ!
↑
はいはい。
設定⑥MO手術を受け、ブラックバスと化した美少女が火星に行き、ゴキブリを倒す。
↑
これはいい。前例がないし、新鮮そのもの。タイトルはどうしようか。
寺ホームズでいっか。
なんか語呂いいし。
設定⑦釣り部に入部する主人公。仲間たちと協力してなんやかんやあるやつ。
設定⑧怪物と化した淡水魚を釣り、倒す。
設定⑨もうそろそろ限界。だいぶ。
設定⑩美少女五人くらいが泳ぎながら魚を手づかみ。もちろんお色気あり。むしろ売り。
設定⑪稲敷出身の美少女たちが、釣りで再復興を成功させる物語。
設定⑫淡水魚を根絶やしにする悪の組織対美少女軍団の話
設定⑬魚解剖を趣味とする美少女が淡水魚をメインに解体していく。
↑
やばいにおいしかしない。
設定⑭巨大化した魚を釣って食べる。魚以外の食べ物がなくなってしまった世界。
↑
トリコに近いけど、どうにかこうにか書けそう。
設定⑮もうそろそろいいんじゃないか。
この中からどれが選ばれるか。選ばれないかもしれない。
選ばれるか選ばれないかは。
あなた次第です!
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