inasikinohanasi日和

茨城県稲敷市地域おこし協力隊が稲敷について語ります。

コンテンツツーリズムとライトノベルと釣りと東京タワー

コンテンツツーリズムとは、

 

コンテンツ:小説、音楽、ゲーム、映画、YouTubeなど、WebサイトやDVD、CD-ROMタイトルに含まれる情報の内容のこと。娯楽や教養のために創作された内容を指す。

 

ツーリズム:観光事業。旅行業。また、観光旅行。

 

 

 また、

ファンがコンテンツ作品に興味を抱いて、その舞台をめぐる」だけでなく、「単に観光文脈だけでなく、地域の再生や活性化と結びついている点が重要」(酒井亨著『アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える』より)。

 

他にも「欧米では経営学を中心に観光学が捉えられているが、日本では文化人類学や地理学の影響が色濃い」、「コンテンツツーリズムが寄与する部分は、当該地域そのものの新たな魅力創出とその情報発信」など、調べれば調べるほど奥が深いコンテンツツーリズム。

 

なぜしょっぱなからこんな真面目雰囲気を漂わせた文章を書いているのかと聞かれれば、答えてあげるが世の情け。

 

 

ずばり、

稲敷を舞台にした小説が書きたい!』からだ。

そもそも地域おこし協力隊に応募したきっかけも、地域密着型の濃い物語が書きたかったから。

 

しかしどうやら、小説よりもコンテンツツーリズムに適しているコンテンツが存在するようで……。アニメや漫画は、人を呼ぶこむには最適のジャンルらしい。特に対象者である若い世代を呼び込むには、アニメ以外にないのかもしれない。『らきすた』、『ラブライブ』、『ガルパン』しかり、日本においてアニメ文化は根強い。地域を巻き込んで観光客を呼び込む働きさえあるそうだ。例えばバスを痛車にしてみたり、巡礼マップを市が作成したり、巡礼ツアーを開催したりと、市も県も、「この手柄をみすみす逃すわけにはいかん!」と、躍起になって活動しているという(ちなみにいうと、あまりにも行き過ぎた活動は、裏に金の匂いを感じるらしく、好まれる傾向にはないらしい。やるなら質素に。また「ここがあのアニメのあの場所かあ」と自分で歩き回って見つけることに意味があるので、バスに乗せて順々に紹介、みたいな優しさはいらないという)。

 

なので書くなら小説ではなくポップなライトノベルで、しかも「当該地域そのものの新たな魅力創出とその情報発信」を満たした、地域おこしを見越した物語。

 

下記は軽い設定

・美少女が主人公。

・釣り(追体験ができるため)

ライトノベルなのでどちらかというとファンタジーとかSFによっていきたい。

 

 

話をもう少し詰めていきたいので、挙げられるだけ設定のさわりを記していきます。

 

 

設定①すべての魚を釣って根絶やしにする主人公が、釣りを通して成長していく

根絶やしって、おま……。

魚好きから批判食らって、お前が根絶やされっぞ

 

 

設定②ブラックバスに親を殺された美少女主人公が、ブラックバスのボス(ブラックボス)に復讐を果たす。

上手いこと言ったみたいなしてんな。

 

 

設定③淡水魚好きな主人公が流れ着いたのが霞ヶ浦。記憶をなくしてしまい、自分の名前も素性も分からない主人公だが、淡水魚については異様な知識を披露する。田舎暮らしを通して成長していく。

どこかでみたことのある既視感満載。

 

設定④主人公が魚。美少女のブラックバス。泳いでいく。

どうやって話展開させるのか見当がつかない。

 

設定⑤ブラックバス大会に出場する主人公。おっきなブラックバスを釣って勝負だ!

はいはい。

 

設定⑥MO手術を受け、ブラックバスと化した美少女が火星に行き、ゴキブリを倒す。

これはいい。前例がないし、新鮮そのもの。タイトルはどうしようか。

 

寺ホームズでいっか。

 

なんか語呂いいし。

 

 

設定⑦釣り部に入部する主人公。仲間たちと協力してなんやかんやあるやつ。

 

 

設定⑧怪物と化した淡水魚を釣り、倒す。

 

 

設定⑨もうそろそろ限界。だいぶ。

 

 

設定⑩美少女五人くらいが泳ぎながら魚を手づかみ。もちろんお色気あり。むしろ売り。

 

 

設定⑪稲敷出身の美少女たちが、釣りで再復興を成功させる物語。

 

 

設定⑫淡水魚を根絶やしにする悪の組織対美少女軍団の話

 

 

設定⑬魚解剖を趣味とする美少女が淡水魚をメインに解体していく。

やばいにおいしかしない。

 

 

設定⑭巨大化した魚を釣って食べる。魚以外の食べ物がなくなってしまった世界。

トリコに近いけど、どうにかこうにか書けそう。

 

 

設定⑮もうそろそろいいんじゃないか。

 

 

この中からどれが選ばれるか。選ばれないかもしれない。

選ばれるか選ばれないかは。

 

 

 

 

 

 

あなた次第です!

 

 

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地域おこしに関してメモ程度のブログ(見たらしぬやつ)

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思ったことつらつらと書いていくだけの回。文章力は皆無。メモ程度のブログ。

思ったことつらつらと書いていくだけの回。文章力は皆無。メモ程度のブログ。

見たら死ぬやつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとは生きてるやつ。

 

 

 

 

 

地域おこしに関して。 人を呼ぶこむために必要なことって何だろうという、考えても考えてもきりがないことを、いっぱい考えてみた。考えに考えて頭が煮え切って、でもちょっと方向性をみいだすことができたのでここに記しましょうというだけのやつ。

 

 

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稲敷の問題点。

 

 

まず交通の便はどうしようもないこと。稲敷常磐線でも通ればいとも簡単に人を呼ぶことは可能だろうけど、そもそもそんな予算はないだろうし、電車が通っていないよさもある。のんびりとした独特の文化を形成するために。バスの本数を増やす計画も実行されているから、これに関しては地域おこし協力隊の出る幕ではない気がする。

 

 

 あと道路に関して。道路は正直あんまりよくはない。少なくとも自転車乗りには。東北大震災の影響かはわからないけど、ところどころ地盤が隆起していてそこに自転車のタイヤが嵌ってこけそうになったことが何回かある。江戸崎のタイヨー近くの歩道を通るたび、「市川ほどではないにしろ道路が微妙だなあ」と。車社会だから関係ないでは済まないのが正直なところ。車に乗れない子供や学生をないがしろにしたら若い世代が「大人になってもここに住もう」と思わなくなってしまうかもしれないし。それに付随して、稲敷には自転車屋が少ない。パンクしたとか故障したってときに、すぐちかくに自転車屋があれば何キロ、何十キロも歩かなくて済むのになあ、と。 

 

 

自然に関しては……。公園が思ったほど整備されていないことに驚いてしまった。雑草が生え、ポンプ式の水は流れず、生き物が住める状態ではない(カエルはぴょんぴょんはねてた)。古渡水の里公園は一見すると大きくてちゃんとした公園だけど、ひと月に一回とか、人がきて整備した感じは見受けられなかった。人手が足りなかったのか、作るだけ作って整備のことは少しも考えていなかったのか。公園整備は地域おこし協力隊でも力になれることがあるかもしれない。 

 

 

名物、名産になるもの。れんこん、かぼちゃ、マッシュルーム。などなど。ぼくが望むのは、つくばの『ポテトかいつか』みたいに、地域限定で加工品を製造・販売する企業が稲敷にも誕生してくれないかなと。当ブログで紹介しているように、加工品で売りになるものは稲敷にいくらでもあるのだけど、PR力が弱いのか、はたまた他に問題があるのか、稲敷=で紹介することのできる名産がないのがネック。やっぱり女の人にうけるため、スイーツがメインになるか。かぼちゃを使った甘くておいしいスイーツを地域おこしで作れないものか。 

 

 

稲敷の売りを考えてみる。

 

 

霞ヶ浦があるから釣りには適している。サイクリングは少し微妙(といって企画しているのは自転車がらみ)。霞ヶ浦沿いは走りやすいかも。バードウォッチングもできる。オオヒシクイ稲敷にしか現れないらしいし(大体冬場)。自然はある(公園さえよければ……)。第一産業が活発。都内に近い。などなど。稲敷に越して二週間程度でこれだけの良さを発見できたのだから、隠された良さはもっとあると思う。

 

 

この売りをうまいこと市外のひとたちに知ってもらうにはどうすればいいのだろうと、考えた結果、出た答えは……。

 

 

  • 有名人に稲敷をPRしてもらう。
  • 稲敷だけで自作の映画を撮る。
  • はねやすめを使ってイベントを企画する。
  • サイクリングとバードウォッチングを掛け合わせたイベントの企画
  • ドローンを使用したなにか
  • 出会いの場を作る
  • 小説を書く
  • 釣り人を巻き込む企画
  • 土浦が自転車に乗る人にやさしい市なら、稲敷は釣り人に優しい市になっちゃえばいいんじゃないか
  • 企業とコラボしてスイーツ作る

 

空想物語から実現可能なものまで。釣り分野でライトノベル書くのも面白いかなあと思っているけど、釣りに興味がない人間が付け焼刃で書いてもしょうがない気もする。自転車の場合、売れてる前例が多すぎるから、手をつけたくないというのが正直なところ。当分は今まで通り、小説と店の紹介を組み合わせたブログで、稲敷を知ってもらう方向でやっていくしかないかなあなんて。

 

 

 

今回のブログ、終わり方がわからないので、変なところで切ろうと思います。

それでは皆さん、

稲敷の江戸崎甲にある『がんこや』を小説風に紹介してみた!

 

 田んぼ道を歩きながら、瓜田は珍しく落ち込んでいた。

 かつての旧友たちとはすっかり連絡が途絶えていたのに、ある日、急にラインが入ったと思ったら、「結婚します」の一言。式に呼ぶわけでもなく、「明日雨が降ります」とか「虫が出ました」といった報告に過ぎない、無味乾燥とした連絡に酷く心をかき乱された。

 しかもそれが実は「結婚します」ではなく「結婚しました」だったのだから、瓜田の怒りも然るべきだった。

 瓜田はそれをタイムラインで知った。ウエディングケーキを囲み、楽しそうに笑う新郎新婦。新郎新婦を囲むのは、懐かしい顔ぶれの連中ばかりだった。特攻隊長の印藤に、にぎやかしの坂内、龍の落とし子こと桐崎、右腕爆弾の万代、背中毛多しの白夜、古今東西獏良谷、外国人ピンチヒッター・ジョセフと、A中学校の面々が画面をスクロールするごとに登場しては消え、また現れる。みな一様に笑顔で、スマホを見ている瓜田だけは岩のように硬い表情を崩さなかった。

 あのときの友情を忘れて社会人になり、友を忘れて結婚をし、事後報告の連絡さえ直接ではなくライン越し。こんなことならかたくなまでに大学進学を選ばずに、連中と同じように高校卒業後、自営で商売を始めればよかったとつくづく後悔した。

 夕方間際、もう少し時期が進めば、田んぼに水が引かれ、苗植えが始まるはずだった。水田に映る夕日を見たくて散歩を始めたのに。瓜田は行き先を変えて、踵を返した。

 一抹のわびしさを紛らわすために、人がたくさんいる場所を目指した。稲波にある田んぼから県道49号線のほうに歩いていくと、駐車場にたくさんの車が停まっているのが確認できた。

 看板には『がんこ屋』の文字。瓜田はそこまで腹を空かせていなかったが、寂しさを紛らわすために中へ入ることにした。人はそこまで多くない。ラーメン屋にありがちだが女性客は一割にも満たず、席は男性客でいっぱいだった。一番奥の席に通された瓜田は、スーラ―岩のりおろしラーメンを注文する。

 十分も待たず、お目当てのラーメンが目の前に差し出された。まずその暴力的なインパクト大の見た目に圧倒される。

黒くパサついたノリ。それが一度汁に浸されると、水気を吸ってダイヤモンドのごとく光輝く。原石がこんなにもきらびやかに輝こうとは。いったい誰が予想できただろう。

 そして、おろし。しかしおろしはこのラーメンの具材の中ではあきらかにインパクト不足だ。その存在感の薄さから、瓜田は「忍者」の称号を勝手に与えることにする。

 チャーシューは一つ。分厚い。箸で持ち上げただけでその柔らかさに度肝を抜かれる。ああ、よだれが。

 早速汁を啜る。それほど酸っぱくはない。どころか甘みを感じる。出汁の甘み。一度啜っただけで出汁の甘みが、二度啜っただけでラーメンの世界観が、三度啜っただけで店主の人生が、四度啜ればイッツアラーメンワールド(?)。ラーメンのストーリーが口に広がる。この世界に脇役は存在しえなかった。

 次に口をつけるのは岩のりだ。うん、ぱさついている。汁に付けて初めて本領を発揮するスロースターターなノリは、見た目と同等、味にも確かなパンチがある。それまでラーメンを食べていたのに、一挙に押し寄せる磯の香。ああ、泳ぎたい。

 ここではじめて麺を啜る。啜る、啜る、啜る。岩のりが絡まって、麺に新たな触感をプラスする。もう満足だった。これだけで八百円の価値はある。

 しかしこのラーメンの猛攻はとどまることを知らなかった。さきほど見た目のインパクトが弱いと揶揄したおろしがここにきて、山の偉大さを存分に発揮してきたのだ。

おろしのさっぱり感ですべてが浄化される思いがした。今までA中の連中と巻き起こしてきた悪行の数々も、神に背いた非道も、あれやこれらも、さっぱりと。懺悔したい思いで涙ぐんだ瓜田に、おろしはそっと微笑んでくれた。

「大丈夫、君は一人じゃないよ」。

 磯のノリ、山のおろし、二つの神を携えたこのラーメンに死角はなかった。しかし、忘れてはいけないチャーシューの厚み。歯がいらないという手あかのつき過ぎた表現はもう使いたくはない。肉の繊維が噛むたびに崩れていく、『崩壊する肉』とでも呼ぼうか。

 瓜田の手は止まることを知らなかった。汗が噴き出ても構うものかと、一気に麺を啜り上げる。もう一抹のわびしさなど感じる暇すら与えてはくれなった。腹は満たされ、気持ちも落ち着きを取り戻した。

 

――あいつのこと、許してやるか。

 

 店を飛び出し、歩幅は自然と大きくなる。急ぐ必要もないのに、次第に駆け足になって県道を突き進む。途中、爆走するNBOXとすれ違って瓜田は目を丸くしたが、もうそんなこともどうでもよくなるくらい、気分がハイになっていた。

 その時だ。瓜田がいる歩道の反対側に、彼女の姿を見つけたのは。

「おい!」

 女が振り返る。そのあとを追うようにして、女の横にいた男が振り向く。

「てめえ!」

 瓜田は駆け出した。女と男をめがけて、猛進する。反対車線から車が来ていることにも気が付かずに。

 

 

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『がんこや』江戸崎店

所在地:茨城県稲敷市江戸崎甲934−3

営業時間:11時00分~21時30分

定休日:月曜日

電話: 029-892-8115

 

 

 

この物語を初めから読みたいならこれを読むべし!

 

mohou-miyabe.hatenablog.com

 

 

 

 

追記

てか『がんこや』チェーン店なのね

稲敷だけの店かと思ったんだけど

ま、いっか。うまかったし。

稲敷市にある無人販売の「レンコンロード」に行ってみた

セコムしてますか?

 

 

日本はいい国だと、諸外国の方々は言うけれど、実際日本人からしてみれば、どうなんだろうと思うことは多々ある。

 

東京の足立区にいたときは、お菓子がたくさん入った袋を盗まれたことがあった。そのときぼくは晩御飯を買いにほっともっとに来ていて、自転車のかごにお菓子の入った袋をそのまま放置して出て行ってしまった。ほんの十分程度だったと思う。

チョコレートやポテトチップス、ビスケットなどたくさんのお菓子を買い込んで、至福に満たされながら、「ぐひひ、これ全部、家に帰ったら一人で食うのだ」と、気味の悪い笑みを浮かべて楽しみにしていた、ただの善良な市民1に過ぎなかったのに、いきなりやってきたどこの馬の骨かもわからない小悪党にお菓子の入った袋を盗まれるというこの仕打ち。ゲスの極み。

 

千葉の市川にいた時は、家の前に止めていた自転車のライトが盗まれたりしたこともあった。買ってまだ日の経っていない、新品同様の、めちゃくちゃ明るいあのライトを。たしかメーカー名は「キャットアイ」だったか。それまで使っていたライトとは明らかに光量が違くて、その明るすぎるライトに若干ひいてはいたけれど、「相棒」としてこれから大事に使っていこうとしていた矢先。値段は大したことないから警察に届けも出せず、挙句の果て、「また買うのもなあ」と盗まれたまま放置していたら、無灯火で捕まるというこの理不尽な世界。ゲスの極み。(でも無灯火はだめだぞっ!はあと)

 

しかし、ここ茨城県稲敷市では、そんな悪人の存在もお構いなしに、無人販売が行われている。人はそれを、『レンコンロード』と呼ぶ。

 

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クレヨンしんちゃんの映画で、『ヤキニクロード』という名作があったが、あれとは全く関係ない。稲敷にある『レンコンロード』には、その名の通りレンコンの姿が。太く丸く育ったレンコンが四つか五つ、存在感を放ってゴロゴロと入っている。しかもロープライスの100円。こんなことがあっていいんだろうか、人を信用しすぎではないんだろうか、大丈夫なんだろうか。

 

でもきっと、稲敷なら大丈夫なのだろう。信頼関係だけで成り立つ無人販売。セコムなんかする必要もない、地元を信じるレンコン農家の方々。瞬殺でお菓子やライトが消え去る足立区や市川市で成り立つ事業ではないだろう。「レンコンだひゃっはー」と下劣な人間がやってきて、100円も払わずにそのまま持ち去り、家に帰って筑前煮やはさみ揚げを作るのだろう。「うまそうだなひゃっはー!」と雄たけびをあげながら。

 

田舎には田舎の良さがあるし、都会には都会の良さがある。

それでもぼくは、田舎を選んでしまうんだなあ。みつを。

 

追記

今日は分量が少ないとか言わない。

茨城県稲敷市にある『ともくんのカフェ』を小説風に紹介してみた!

「甘いだけじゃ世の中渡っていけないんだからね!」

 

 この二人の物語は、いつだって叫び声から始まるのだった。

 美由紀の怪我は決してひどいものではなかったので、入院などすることなく、ちょっと塗り薬を塗ってガーゼをかぶせたくらいで、大事には至らなかった。しかし彼女は見ての通りご乱心だ。

 ことの発端は敷島が無意識に口にした言葉だった。

「優男の宿命は尻に敷かれるか、カマキリみたいに頭もぎ取られて食われるかのどっちかだから」

 どうしてそんな馬鹿なことを口にしたのか、それはさらに一時間前にさかのぼる。

 

 茨城県稲敷には海岸、と呼ばれる名所がある。無論、稲敷には海はないので、必然的に海岸も存在しないはずなのだが、そこは確かに「海岸」だった。波が押し寄せ、船主からは釣り糸が垂れている。黒人並みに黒く日焼けしたダンディズムの申し子的な男性の姿もちらほらとあり、海岸と呼んでそん色ない場所だった。

 花見を終えた二人は、「どうしても海が見たい」という美由紀のわがままから、このはったり海岸へとNBOXを転がした。はったり海岸では数名の釣り師と、数名のやさぐれヤンキーがたむろしていた。日常に溶け込んだ風景だった。

稲敷にもこんな場所があったのね」と、美由紀はご機嫌でいった。

「そうなんだよ、僕も見つけた時はびっくりしたさ」

 二人は仲良く波押し寄せる際まで歩を進め、そこで立ち止まった。

「こうして風に吹かれていると、嫌なこととか不安なことがどうでもよくなっていくね」美由紀はいつになく、優しい声で囁いた。

「そうだね。田舎暮らしもなかなか悪くない」

「うん、だからわたし……」

「よお、お二人さん」

 例にもれず、声を掛けてきたのは金髪の若い青年だった。

「仲良くしてるところわりぃが、そこは俺らの釣りスポットなんだ。どいてくれるか?」

「あ、はい!」

 妙に上ずった声になってしまって、敷島は一人赤面していたが、美由紀は全く気付いていない。それどころか、

「釣りって? 何ももってないじゃない」

 と、ヤンキーに向かって挑発的な言葉を投げかける。

「あん?」

「言い訳しないで言いなさいよ。うらやましかったんでしょ、私たちが」

 金髪青年の後ろから、異変を察知して、わらわらと二人のヤンキーがこちらに近づいてくる。そのうちの一人は、決して正規の使い道で使われることのないバットを持っている。

「すすすすすみません!」

 二度素早くお辞儀をして、敷島は美由紀の腕を取った。頑として動く気配のない美由紀をなんとか引っ張り、車まで向かう。

「なんで逃げてきたのよ!」

 美由紀のボルテージは徐々に上がりつつある。敷島は真正面から彼女の目を見ることができず、シートベルトをつける真似だけをしてごまかした。手が震える。

「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか。喧嘩したっていいことなんかないだろ?」

「このいくじなし!」

 負け惜しみのごとく、敷島がふっと笑う。

「優男の宿命は尻に敷かれるか、カマキリみたいに頭もぎ取られて食われるかのどっちかだから」

 次の瞬間には、敷島は自身の身に一体何が起きたのか、全く見当もつかなかった。さっきまで車に乗っていたはずなのに、今は地べたに肘をつけて寝転がっている。体が痛む。関節が軋んだ。

 NBOXは美由紀だけを乗せて走り去っていった。敷島の目の前に三つの黒い影が近づいていた。

 

 なよなよした敷島のことが、美由紀はどうしても許すことができなかった。たった三人相手に動揺する額汗も、なかなか閉まらないシートベルトも、なかなか結婚に踏み切らない決断力も、すべてが。だから彼を押し倒して、車から出させたのち、意気揚々と運転席を奪ったのだ。それでも敷島のそばにいるのは、いったいどうしてなんだろう?

 いらいらすると、美由紀はおなかが異様に減る性分で、だから彼女は、稲敷市中山の菊地ビル一階にある『ともくんのカフェ』に無意識に到着していることを何らおかしいとは思わなかった。本能だった。

 木を基調とする洒落た店内に入り、まず目に入ったのはプリンだ。『ともくんのぷりん』と銘打たれたプリンは小ぶりながらも異様な存在感を放っている。美由紀は、五個注文した。

 

 早速口にする。甘い。しかし、甘いだけではない、上品な舌触り。これは……? 美由紀が息をのむ。

 しっかりと卵を感じることのできるふんわり感。美由紀は「最上級の飲み物」と評することにした。ずるずるといける、そんなプリン(個人的な感想です)。

 スプーンですくう。「おや」と、美由紀は独り言を呟いてしまった。スプーンが重力だけを頼って、すっとプリンの中に潜り込んだのだ。それはさも、真冬、こたつの中に潜り込む猫さながらに、自然な動きだった。特に力を入れる必要がない。

 口に入れる。ふわふわとした触感で、スポンジのようにきめ細かい。

 味は市販によく売っているような、砂糖ばかり入った甘すぎるプリンではなく、しっかりと卵を感じられる自然な甘みだ。那須の御養卵を使用したと銘打っているだけあって、甘さの中にちゃんとしたうまみを感じることができる。

 美由紀はよく、コンビニに売っている300円くらいの『俺のプリン』を買って食べる。あれはあれで卵の味を感じられるし、量も多くて満足なのだが、このともくんのぷりんに味の面では敵わないだろう。『俺のプリン』は量が多すぎて、半分くらい食べてから「あれ、私って今何を食べているんだっけ」という謎の現象が多々起きる。なぜだか茶わん蒸しを食べているような気分になってしまうのだ(美由紀の個人的な感想です)。

 しかしともくんのぷりんは茶わん蒸しを食べているような錯覚には陥らない。最後までプリン。そして底にたまったカラメルを絡めると、卵の風味を残しながらも味変され、二つの味を楽しむことができるこの喜び。アトラクションに乗っているようなワクワク感やー。

 

 五個のうち三個のプリンを平らげ、美由紀は車に戻った。今ではすっかり気分も落ち着き、自分がしでかした悪行を反省するくらいには、正常に頭も働いていた。

 NBOXのエンジンを掛ける。

「迎えに行ってやるか!」

 来た道を引き返し、再びはったり海岸へと車を走らせる。その道中、顔をあざだらけにした敷島が、なぜかにんまりとした気味の悪い笑顔で歩いている姿が見えた。美由紀は声を掛けようとして、はたと、息を止めた。

 髪の長い、肌の白い美人が敷島と一緒に歩いているのだ。敷島は女の肩を借りて、引きずる足の支えをしてもらっている。

 ふつふつと、怒りの熱がぐらつく。

 

「甘いだけじゃ世の中渡っていけないんだからね!」

 

 窓を開け、叫ぶ。敷島の耳には届いていないようで、美女と二人仲睦まじく歩いているだけだった。

「ばーか!!!」

 車が敷島の横を通り過ぎる。二人の速度、向いている方向、何もかもが違って、美由紀は視界が曇って運転に集中することができなかった。

 

 

 

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『ともくんのカフェ』 

所在地:〒300-1415 茨城県稲敷市中山 菊地ビル1F

営業時間:11:00~20:00

定休日:日曜日、月曜日

 

 

 

 

追記

美由紀と敷島のこれからが気になって眠れん。

早めに食レポ小説を上げなければ!!

 

美由紀と敷島の物語を追いたいなら、まずはこの記事を読むべし!

 

 

mohou-miyabe.hatenablog.com

 

まなぶくんと、こい。

以前話していたこいのぼりの紙芝居の脚本(童話小説?)が完成したので、こちらに残そうと思います。

 

 

 

『まなぶくんと、こい。』

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 まなぶくんはとても体が弱い男の子でした。いつまでたっても咳はごほごほ、鼻水ずーずー、お医者さんにみてもらっても、一向によくなる気配がありません。

 それでも、たまに外にお出かけしにいくときだけ、まなぶくんは元気いっぱいになります。

 今日はまなぶくんが大好きな公園に行きます。お母さんと一緒に、車に乗ってびゅん。あっという間についた公園には、一本の川が流れていました。

 川はゆったりと、きらきら流れています。

 ぴょんっと、小さなものが飛び跳ねました。どうやら何かがいるようです。

 まなぶ君は川に落ちないよう、そっと顔だけを出して、その「なにか」のほうを見ました。赤と白が混じった、一匹のこいのようでした。

 まなぶくんは嬉しくなって小躍りします。生まれて初めて魚というものを見たのです。すかりこいの虜になってしまって、もっと近くまで顔を寄せました。

 すると……。

 きれいな赤と白の模様に、一筋の銀色が混じっているのが見えました。まなぶ君がより目になってもっと顔を近づけると、それが一本の釘だとわかりました。

「うわあ」

 さっきまでは楽しそうに飛び跳ねているように見えたのに。まなぶくんは少し怖かったのですが、こいを助けるために川の中に入って、刺さった一本の釘を取り出してあげました。

 すると、どうでしょう。こいはすっかり元気になって、川を泳いでいくではありませんか。

「いっぱい生きてね」

 まなぶくんは嬉しくなって、また小躍りするのでした。

 

 助けられたこいは、それからみるみる元気になって、すいすいと川を泳いでいきます。

 ふと、こいは、自分のことを助けてくれた人のことを思い出しました。

「あのやさしい男の子にまた会いたいなあ」

 川を泳いで、初めて男のことあった場所に向かいます。何日も何日も男の子がやってくるのを待ちますが、一向に現れる気配がありません。

「男の子なら、もうずっと、家から出ていやしないよ」

 一匹のカラスがこいに向かっていいました。

「それならどこの家か知ってるのかい?」

「そりゃあもちろん」

 カラスが教えてくれた場所に、男の子はいました。ベッドで寝たきり、虚ろな目で天井をみあげるばかりでした。

「もう治らないって」

 いつの間にかカラスがやってきていて。こいに言いました。

「治らないって、何が」

「あの子の病気さ。釘が何本刺さっても叶わないくらい、重い病気なのさ」

「そんな……」

「一つだけいい方法があるんだけど、聞くかい?」

もったいぶって言うカラスを、こいは急かしました。

「そんなに焦るなって。いい薬草があるんだ。どんな病気でもぱっと治っちまうような、ものすごい薬さ。公園の横の川をずっと行った先、大きな滝があるだろう? あそこを登った崖の上にあるらしいんだ」

 こいの目がぱっと明るくなりました。

「それを取ってくれば、あの男の子の病気は治るんだね?」

「もちろん」

 

 こいはとにかく急ぎました。こんなに急いだことは、かつてありませんでした。男の子の家を出て、公園横の川を泳ぎ、さらに数十キロ先にある滝までやってくるのに、どのくらいの時間がかかったでしょう。こんな遠くまでやってくるのも、こいにとって初めての経験でした。

 しかし、大変なのはこれからです。こいは試しに、滝の下まで近づいてみました。ゴウッ、という大きな音が鳴って、滝が怒っているようでした。こいの体には絶え間なく水しぶきがかかり、それだけで体力が消耗し、気が遠くなってしまいます。

 それでもこいは、力強く「いくぞ!」と大声を出して、滝に立ち向かいました。これまでと同じようにゆらゆらと体を動かすだけでは到底この巨大な滝を登りきることはできません。

 こいは尻尾を使って水面を叩くように、ジャンプしました。普通なら20センチくらいはジャンプできるのに、滝の中では5センチも飛べません。すぐに力尽きて、滝の一番下まで落っこちてしまいます。滝の勢いにやられて、川の下、奥のほうまで流されてしまいました。

 水面まで上がってくる間に、こいはたくさんのことを思い出していました。生まれてから起きたたくさんの楽しいことです。お友達のこいと、景色の良い場所まで出向いてピクニックしたことや、泳ぎ大会で一等賞に輝いたこと、家族のこと。

「ぼくにできるんだろうか」

 呟いて、こいが思い出すのはまなぶくんの笑顔でした。あの子のために。あの子の笑顔のために。初めは恩返しのつもりだったのに、いつのまにか、まなぶくんの笑顔をもう一度みたいと願う気持ちが強くなっていました。

 もう一度滝に登り始めて、こいはまた水面まで叩きつけられました。登って、叩きつけられ、登って、叩きつけられ。何度も何度もこいは、まなぶくんの笑顔のために登り続けました。

 こいが滝の半分まで登るころには、日も落ちた夕方になっていました。でもこいは諦めませんでした。このチャンスを逃したら、もう薬草を取ることは叶わない。うろこも剥がれ落ち、体は自由が利きませんでしたが、懸命に登り続けたのです。

頂上まで登り切ったこいは、初め、登り切ったことに気が付きませんでした。すっとんきょうな顔をして、簡単なことを成したように、一度ぴょんっと飛びはねただけです。

 薬草はすぐちかく、崖の上にありました。ジャンプしたついでに、口で薬草をもぎ取ると、こいは真っ逆さまに滝を落ちていきました。

 

 まなぶくんはずっと、家の窓から外を眺めていました。

 あくる日もあくる日も、外ばかりを眺めていました。雲が流れていて、空が青くて、太陽はさんさんで、だけど、まなぶくんは外に出ることができませんでした。

 そんなとき、家の近くを流れていた川から、ぽちゃんという水の音が聞こえました。気になってそちらのほうを見ていると、赤と白と緑が目にはいりました。

 まなぶくんはどうしても気になって、お母さんの言いつけを守らずに外へ出て確認しに行きました。すると、そこには以前、釘を抜いたこいの鱗と、薬草が置かれていたのです。

 

 薬草を口にしたまなぶくんは、それからすっかり体の調子がよくなって、また外へお出かけできるまで回復しました。元気になったまなぶくんが一番初めにしたことは、こいを催した「こいのぼり」を作ることです。一片の鱗が輝く、まなぶくんだけのこいのぼりです。

 

 悠々自適、そよかぜに揺られて泳ぐこいのぼりは、まるで生きているようでした。

 

 

 

ここからもう少し幼児向けの文章に推敲していく予定なので、また変更が生じてくるでしょう。あと、最後をもうちょっと明るい終わりかたに変えるかも。

これで今日のブログは終わり。

淡白なブログもまた一興ということで。

 

こいのぼりの由来は「登竜門」から来てるらしい

こいのぼり。

こいのぼり。

こいのぼり。

こいのぼり。

 

 

 

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そろそろこいが空を泳ぎ始める。ゆらゆらと見えない波に揺られて、大空を舞う姿は龍のように猛々しいのに、顔を見るとすっとぼけた表情でぼくらを見下ろしている。

 

 今思い返せば、うちではこいのぼりなんて上げてなかったなあ。小学生の頃はアパート住みだったし、そもそもこいのぼりに興味がなかったから、「お願いだからうちもこいのぼり上げて!」なんておねだりもしなかった。でもそういう風習って案外大事で、なんでもない日常に一瞬でも非日常を分け与えてあげると、大人になって子供時代を懐かしむとか、日本に生まれたことに対してありがたみを感じるとか、日々に感謝するとか、些細なことでも喜ぶことのできる素直な子供に育つ……ような気がする。

子供も子供なりに大人の思いをちゃんとした形で受け取っているんだなと、そんなことを考えてしまった。

 

それに起伏がない平坦な日々の繰り返しだと、昔を思い返すのにも酷く億劫になってしまうから、大人の皆さん! めんどくさいとか、お金がかかるとか、上げる場所がないとか大人の都合で言い訳せずに、やれるときにやっといたほうがいいですよ。子供時代なんてあっちゅうまに終わっちゃうし、子供は意外とそういうところで大人を尊敬したりするもんです。

 

と、今日はいつになくまじめなトーンで始まった当ブログ。今回のテーマはもちろん『こいのぼり』。

 

茨城県稲敷市の中心街――江戸崎――にて4月から5月に開催されるこいのぼり祭りに、稲敷地域おこし協力隊の三期生が、こいのぼりの由来に関する紙芝居をやることが決定。今まさに企画書を書いていて、人口減少対策室に提出する、という段階まで来てはいるのだが……。

 

こいのぼりの由来に関する紙芝居……だと?

ピンポイントすぎやしないか。どうすれば面白い物語が書けるんだろうか。

一応、400字詰めの原稿用紙30枚程度の短編の童話を書いたことは何回かあって、色んな出版社に送っていたことはあるけれど、今回こいのぼり祭りに来てくれる子供たちはどのくらいの年代なのかも微妙なところなので(幅広く見積もっても、幼稚園・保育園くらいから小学校高学年くらいまで)、面白にも幅がないときついかもしれない。完全な童話だと小学生には飽きられちゃうだろうし、ファンタジー色が強すぎても小さい子供にはついてこれないかもしれない。

 

なかなかの無茶ぶりや。

でもやるしかない。とりあえず、こいのぼりを知るところから始めよう。

 

 

  • こいのぼりの由来

 

なぜ池を泳ぐこいが、空を飛ぶようになったのか、不思議に思う方もいらっしゃるだろう。そもそもなぜこいなのか、ほかにもっと適した生物がいそうなものなのに。

そもそもこいのぼりの由来は中国から伝来されたもので、中国では、滝を登りきったこいが、天に昇って龍になる『登龍門』という言い伝えがあるらしい(黄河上流の、滝が連なる激流の龍門を、流れに逆らって登り切り天に昇って龍になった)。

登竜門。意味はいわずもがな。人の立身出世の関門を指す言葉として日本でもよくつかわれる言葉だ。

 

日本に伝来したのが、大体江戸時代、この時期に武家では子弟の出世のため、武士の庭先で5月5日あたり、梅雨期の雨の日に、こいを催したこいのぼりを飾る風習があった。

現代になると、出世の概念が多少変化し、一般的に普及するよう、子供たちがどんな困難にも負けず、上へ上へと昇り続けるようにとの思いで、こいのぼりを習慣としてやるようになったという。

 

 

  • こいのぼりを上げる時期

 

決まり切った日程は存在せず、大体、春分の日(3月20日)から5月の上旬までというのが一般的で、地域によっても差がある。縁起を担いで、「大安」でかつ「天気のいい」日が選ばれる傾向にある。

 

 

  • そもそも鯉とは

 

生命力が以上に強い魚で、寿命は平均二十年以上、種類によっては人間の平均寿命に近い70年を超す個体もある。うろこの年齢から推定された最長命記録は、岐阜県東白川村で飼われていた個体の226年。きれいな水だけではなく、汚い水に適応できるほか、他の魚に比べて、水のない場所に放置していても、多少は耐えられるらしい。

 

 調べれば調べるほど奥が深くなるこいのぼり。でも、紙芝居作成から完成まで10日ほどしかないので、あまり悠長にもやってられないのが現実。

やっぱり子供向けならファンタジー色が強い脚本のほうがうけがいいんだろうな、なんて、考えてはいるけれど、まだまだ時間がかかりそうな予感しかしない。

 

 

 

追記

現実逃避したい。